「天職は幻想?」28歳で悟った本当のキャリアの作り方
- 奧村 哲次
- 2024年9月3日
- 読了時間: 3分
更新日:3月28日

28歳で気づいた真実
28歳まで、私は「好きな仕事」や「天職」は探せば見つかるものだと信じていました。
しかし、それは大きな誤解だったのです。
私は現在47歳、これまでに数え切れないほどの仕事と向き合ってきました。
高校生や大学生の頃には16件のアルバイトを経験し、社会人になってからも30社以上の企業で様々な職務に携わってきました。
そして28歳の時、あることに気づいたのです。
「嫌な仕事、単調な仕事、楽しくない仕事…果たして天職とは何か?」
その答えは、全ての仕事には「嫌な部分」があり、どんなに理想的な仕事に見えても、
それからは逃れられないという現実でした。
天職探しに意味はないということに気づいたのです。
多くの同僚が「天職」を求めて転職していきましたが、彼らの多くは、その夢に失敗しました。
多少の昇給はあっても、目立った成功はなく、結局、同等かそれ以下の役職に留まることが多かったのです。
その後、私も何度か転職を考えましたが、そのたびに気づいたのは、
「辞めるのは簡単だが、交渉して自分の環境を改善する方が遥かに難しい」ということでした。
そして、難しいことに挑戦し、環境を変えていくことにこそ、価値があるのです。
自身の環境構築もできずに転職を繰り返すだけでは、どこに行っても同じことが起こるでしょう。
多くの人は「自分を活かしてくれる環境がどこかにある」と信じていますが、そんな場所は存在しません。
環境は自分で作り上げていくものです。
これは、私が経営者になってから強く実感しました。
会社は、従業員のために最初から完璧な環境を整えているわけではありません。
経営者が第一に考えるのは、自社のサービスを世に広め、経営を持続させ、成長させることです。
環境改善は後から考えることなのです。
結論:天職探しなんてやめてしまえ!意味がない!
では、どうすればいいのか?