日本はポピュリズムに飲み込まれ始めているのか?──最近の選挙の流れを見て思うこと
- 奧村 哲次
- 8月4日
- 読了時間: 5分
更新日:8月28日

冒頭にあたって
政治について一般人が語ると、「素人が何を言っているのか」と冷ややかな反応を受けることがあります。さらに、政治をテーマにしたブログやSNS投稿は、極端に「いいね」やコメントがしにくいと感じる人も少なくありません。それは、政治というテーマが立場や意見の違いを生みやすく、賛同や反対を表明すること自体が気まずくなるからです。
しかし私は、今回の2025年参議院選挙を見て、一般人としても強い危機感を覚えました。この感情を抜きにしてでも、どうしても共有したいことがあります。政治は生活と直結しており、未来の暮らしを決めるのは政治家だけではなく、私たち有権者の選択です。だからこそ、「政治は語ってはいけない」という空気を破り、一緒に考えていきたいのです。
選挙結果のデータ整理(2025年参議院選挙)
観点 | 減少・低調だった政党 | 躍進・有効だった政党 |
---|---|---|
勝ち負けの基準(議席増減) | 自民党、公明党、立憲民主党、日本維新の会 | 国民民主党、参政党、れいわ新選組、チーム未来 |
世代別の傾向 | 高年齢層に票が集中 | 若年層に票が集中 |
SNS戦略 | SNS戦略が機能せず | SNS+地上戦のハイブリッド戦略 |
争点の数 | 争点はほぼ1点集中 | 複数の争点を提示し、一つひとつ回答 |