🪙 昭和→平成→令和──価値観はどう変わったのか
- 奧村 哲次

- 10月27日
- 読了時間: 4分
──「銭ゲバ化」する日本を見てきた、昭和52年生まれの視点から

第1章|昭和──「お金より信頼」だった時代
僕が生まれた昭和52年(1977年)、
日本はちょうど高度経済成長を終え、「安定と誠実」が重んじられていた。
商売は「信用第一」。
地域のつながりや人情が生きていて、
「儲ける」より「信頼される」が先にあった。
お金を最優先にする人は、「銭ゲバ」と呼ばれ、
むしろ軽蔑される存在だった。
この頃の若者は、「結果よりも努力」、
**「効率よりも根性」**という価値観を持ち、
多少の理不尽にも耐えながら、歯を食いしばって働いていた。
第2章|平成──「お金を語ること」が解禁された時代
バブルが崩壊し、失われた10年へ突入。
人々は「お金があっても幸せになれない」と気づきつつ、
将来への不安から「安定収入」「出世競争」に走った。
ITバブルが到来し、
サラリーマンから起業家へ、就職から副業へ──
お金を稼ぐことが恥ずかしくない空気に変わっていった。
ここで、「お金=目的」という価値観が芽生えた。
ただ一方で、この世代の若者たちは慎重で、
「正解を探してから動く」ため、挑戦の回数は少なく、
自己効力感(やればできる感覚)もOECD平均を下回っていたという調査結果もある。
挑戦より静観。行動より様子見。
それが、平成の空気だった。
第3章|令和──「話題=金」「炎上=金」の時代
SNSが加速し、注目や再生数がそのままお金に換金される時代になった。
もはや「何を作ったか」より「どれだけ稼げたか」が評価軸。
倫理や誠実さより、スピードと話題性。
銭ゲバ的な感覚が、今や当たり前になってしまった。
かつて軽蔑されていた「銭ゲバ」は、
今では**“合理的で賢い”とさえ言われる**。
ただ、行動力や起業志向は過去最高レベルで高いのに、幸福度は全年代で最も低いというデータがある。
SNSで常に比較され、成果を出しても「まだ足りない」と感じてしまう──
「速さ」と「量」はあるのに、「満たされない」令和。
第4章|僕がそれでも「銭ゲバ」にNOと言いたい理由
今の世の中は、
「お金が目的」「効率が全て」になりすぎていると感じる。
でも、本当に価値あるものは、
効率や損得を超えた場所にしか生まれないと、僕は思う。
僕は今、「地球を綺麗にする」ために
透明サーフボードをつくっている。
広告ではなく、使命として。
2,500万円を投じてでも、やるべきことだからやっている。
だからこそ、この言葉をもう一度叫びたい。
>「銭ゲバには、ならない」
第5章|これからの時代に必要なのは「銭ゲバを超えた価値観」
お金は大切だ。でも、目的ではない。
「何のために」稼ぐのか──その問いを忘れたとき、人は空っぽになる。
そして今、令和世代の若者たちに伝えたい。
幸せは、到達する場所ではなく、感じる力。
昭和世代から見れば、彼らの行動力はまぶしい。
でも、行動は「義務」ではなく「遊び」にもできる。
うまくいかなくても「実験」と呼ぶ
小さな挑戦を「ゲーム」にする
結果より「やってみた数」を誇る
失敗しても笑える環境を、自分でつくること。
それが、挑戦を持続させる唯一の方法だ。
走ることに疲れたら、少し立ち止まって「いま」を味わってほしい。
そしてまた、楽しむために走り出してほしい。
✍️ 結びの一言
銭ゲバが勝つ社会ではなく、
想いある人が報われる社会を、子どもたちに残したい。
そしてそのためにまず、
行動力に「幸福感」という翼をつけること。
それが、昭和生まれの僕から、令和のあなたへ贈りたいメッセージです。
この記事が「よし、やってみよう」の起点になれば嬉しいです。
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■ ラフティ的まとめ
ラフティは、ただのIT会社でも、ただのモノづくり企業でもありません。
「成果より、想い」「速さより、継続」「効率より、幸福感」──
この価値観を、仕事にも人生にも宿すことを大切にしています。
僕たちが透明サーフボードをつくるのも、
未来の子どもたちに「想いが報われる世界」を見せたいから。
銭ゲバの論理ではなく、
幸福感という軸で動くことこそ、最大の挑戦だと信じています。
もっと深く、行動力と幸福感を両立させるヒントを知りたい方は──
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