本当にかっこいい人とかっこ悪い人 — 責任・行動・人間性の真実
- 奧村 哲次

- 8月25日
- 読了時間: 4分
更新日:8月28日

世の中には、見た目やスキルは立派でも、なぜか全然「かっこよく」見えない人がいます。
逆に、地味で派手さはなくても、なぜか人から尊敬される「かっこいい人」がいます。
その差は、センスや才能よりも責任感・誠実さ・行動の姿勢にあります。
政治、海、ビジネス、日常生活…どの場面でも共通して、かっこいい人とかっこ悪い人は、はっきり分かれます。
■責任をなすりつける人は最高にかっこ悪い(政治)
参議院選挙での大敗後、自民党内では「石破おろし」の声が上がっています。
しかし、本当の敗因は、裏金問題や長年積み重なった国民の不信感。
それを棚に上げて「石破が悪い」と責任を押しつけるのは、かっこ悪さの極みです。
責任を他人に転嫁する行為は、人として最も残念な姿。
逆に、大敗の現実を正面から受け止め、原因を分析し、泥をかぶってでも立て直そうとする人こそ本当にかっこいい。
**「言葉に責任を持ち、その責任を行動で示す人」**は、立場や肩書きに関係なく尊敬されます。
■上手さよりシェアの心(サーフィン)
海で「自分が一番上手い」とマウントを取るサーファー。
波はシェアせず、初心者や地元以外のサーファーを邪魔者扱い。
確かに上手いかもしれませんが、海や仲間をリスペクトできない時点でかっこ悪い。
スキルに固執しすぎて周囲を見下す態度は、たとえプロでもかっこ悪さしか残りません。
本当のプロは、一般サーファーに対してマウントを取らず、黙って魅せるだけ。
静かに上手く、海も人も大切にする――それが本物のかっこよさです。
■結果から逃げる「意識高い系」自負のビジネスマン(ビジネス)
マーケティングやSNS代行、販売代行に限らず、
「意識高い系」を自負するビジネスマンにありがちな光景があります。
「商談獲得件数」や「アクセス数」など、都合のいい数字だけを切り取って成果アピール。
でも、肝心の売上や成約といった最終結果の責任はスルー。
自分の領域だけを「成果」として誇り、失敗や赤字の責任は関知しない。
これは、いくら横文字を並べて華やかなプレゼンをしても、かっこ悪い以外の何物でもありません。
本当にかっこいいビジネスマンは、数字の一部ではなく最後の結果まで責任を負う。
成果が出なかったときも、言い訳せず自分の役割を全うする――それが仕事人としてのかっこよさです。
■見た目と中身のギャップ(日常生活)
ブランド品で固めても、ゴミをポイ捨てする。
SNSでは優しい言葉を並べても、リアルでは冷たい。
会議では威勢がいいけど、トラブルが起きると逃げる。
こういう「かっこ悪い人」ほど、表面を飾るのは本当に上手い。
顔や服装を含めて、自分を魅せることに必死なナルシスト系に特に多いタイプです。
確かに外見はイケメンかもしれません。
でも、中身がゼロなら、ただの“めっちゃダサい人”。
見た目の良さと内面の浅さのギャップほど、かっこ悪さを際立たせるものはありません。
■今の若い人に伝えたいこと
責任を取る姿勢で、生きてほしい。夢を持つことは自由だし、大切だ。なぜならその夢の責任を取れるのは、自分だけだから。
ところが今の時代、夢を持たない人や、責任を負うことを避ける人が増えている。失敗を恐れて挑戦すらしない──そんなつまらない世の中になってはいけない。
自分の人生を本当に豊かにするのは、他人任せではなく、自分自身の行動と決断に責任を持つこと。夢に挑戦し、自分で責任を取り続ければ、必ず人が集まり、あなたは本物の「かっこいい人」になる。








