真面目さは世界を殺し、不真面目さは世界を救う。
- 奧村 哲次

- 2025年12月29日
- 読了時間: 5分
── “疑う力” が時代を前に動かす

世の中には「真面目にやれ」と言われ続け、
気づけば“真面目であること”が目的化してしまっている人が多い。
しかし現実では、
真面目さが世界を止め、不真面目さが世界を前に進める
という逆転現象が、あらゆる現場で起きている。
真面目な人は“正しさ”を守り、
不真面目な人は“未来”を創る。
今日はその本質を掘り下げたい。
■ 真面目さは、なぜ世界を殺すのか
ここでいう真面目さとは誠実さではなく、
言われた通りにやる
ルールを疑わない
違和感を飲み込む
昔のやり方が正しいと思い込む
という 思考停止としての真面目さ のことだ。
これが世界を止める理由は明確だ。
● 現状を疑わない
古い手順でも「上司が言ったから」で続けてしまう。
● 正解に縛られる
正解が存在しない時代に“正解待ち”は致命的。
● 意図より形式を守る
目的を問わず、手順だけを守り続ける文化ができる。
気づかないうちに、真面目さが世界を静かに殺していく。
■ 不真面目さは、なぜ世界を救うのか
“不真面目”とは、怠惰ではない。
なぜこれをやるのか?
本当に必要なのか?
もっと楽な方法は?
目的に合わせて作り替えるとしたら?
こうした 疑い・崩し・再設計の姿勢 のことだ。
● 本質を見抜く
ムダな作業や古いルールを一瞬で見つける。
● 自分の頭で組み直す
言われた通りではなく、目的に合わせて最適化する。
● 変化に強くなる
“動きながら考える力”が育つ。
これはDXの現場でも、人生でも、圧倒的に強い思考だ。
世界を前に動かすのは、いつだって“不真面目な人”の側。
■ 不真面目こそDXの原点
DXとは「ツール導入」ではない。
DXの本質は、
“もっと良い形に変えられないか?”という疑いの力 だ。
私自身が企業で行っている業務DXもまさに、
本当に必要な業務なのかを見抜き
ムダを排除し
技術と仕組みで “もっと良い形” に組み替える
という連続だ。
これは
不真面目(疑い) × 真面目(実行)
の掛け算で成立している。
■ 従業員数が多い企業ほど、「真面目さが世界を殺す」構造に陥る
私が関わってきた企業の中でも、
従業員数が多いほど“真面目さ依存”が強い。
理由はシンプルだ。
昭和の経営者は
「社長の言うことを、黙って真面目に聞く兵隊」
を大量採用していた。
昭和の組織は軍隊型だった。
上が絶対
疑うのは失礼
勝手に工夫すると怒られる
とにかく真面目に従うことで評価される
この文化が今も大企業の根底に残り、結果として
誰も疑わないままルールだけ増え、仕事が複雑化する。
これこそが大企業ほどDXが進まない最大の理由のひとつ だ。
■ 今まさに「新陳代謝」が始まっている
しかし、令和に入り状況が変わった。
Z世代は従わない
中堅は働き方を選ぶ
優秀な人は会社を跨いで働く
AIとSNSで“自分の頭で考える人”が増えた
つまり、
“真面目な兵隊がいなくなった” のだ。
これは企業にとって後退ではなく進化のチャンス。
なぜなら今は
言われた通り動く人より「疑える人」のほうが価値が高い
時代だからだ。
■ 今求められるリーダーは「不真面目な人を組織できる人」
昭和のリーダー像:従わせる人
令和のリーダー像:違和感を歓迎し、変化を回す人
疑う部下、改善案を出す部下、勝手に工夫する部下──
こうした“不真面目側”を活かせるリーダーが強い。
逆に、
「余計なことするな」
「言われた通りにやれ」
「昔からこうだ」
と押さえつけるリーダーは、
組織の成長を止めてしまう。
企業が今求められているのは、
不真面目な人を活かす組織設計
疑いを歓迎する文化
自由な発想を成果に転換する仕組み
手段ではなく目的から考える思考
これらを整えられるリーダーだ。
■ ラフティ的まとめ:不真面目こそ“自分の人生を取り戻す力”
ここまで書いてきたことを一言でまとめると、
「真面目に“従う”人生から、不真面目に“選ぶ”人生へ」
という大きな時代の流れに、私たちは生きているということです。
真面目さを捨てろと言っているわけではありません。
ただ、「疑い」「崩し」「再設計」 こそが、
あなた自身の人生・キャリア・組織を前に進めます。
これは、私・奥村哲次が毎週書いている
モチベーションブログでも一貫して伝えているテーマで、
どれだけ忙しくても、苦しくても、
“自分の人生を取り戻す力”について深掘りしています。
もしあなたが、「読んで終わりにしたくない」「この考え方を、自分の行動や設計に落としたい」
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