AIを使っている人は増えた。
- 奧村 哲次

- 1 日前
- 読了時間: 5分
でも、本質で使いこなしている人は、ほとんどいない。

AIという言葉を、
聞かない日はなくなりました。
文章を作る。
画像を作る。
動画を作る。
「AIを使っています」と言う人も、
今では珍しくありません。
けれど一方で、
仕事そのものが変わった人が、どれほどいるでしょうか。
業務が減った。
判断が速くなった。
会議が短くなった。
責任の所在が明確になった。
そうした変化は、
あまり聞こえてきません。
そもそもAIとは何か
AI(人工知能=Artificial Intelligence)とは、
人が行ってきた
判断・予測・分類といった行為を、
データを使って再現する仕組み
の総称です。
AIは考えているように見えますが、
目的を持たず、責任も取りません。
意思決定者ではなく、
判断を支援する存在です。
AIの種類を整理する
AIは、いくつかの技術の積み重ねでできています。
機械学習(ML=Machine Learning)
データから傾向を学び、予測や分類を行う仕組み
ニューラルネットワーク/深層学習(NN=Neural Network / DL=Deep Learning)
画像・音声・言語など、複雑なパターンを扱えるようにした技術
生成AI
学習したデータをもとに、文章や画像などを生成するAI
生成AIは、AIの一部にすぎません。
AI=生成AI、ではありません。
AGIやASIの話が混乱を生む理由
AGI(汎用人工知能=Artificial General Intelligence)や
ASI(超知能=Artificial Superintelligence)という言葉を耳にすることも増えました。
これらは、研究や未来予測の文脈で語られる概念です。
企業の業務で使われているAIとは、
前提も目的も異なります。
現実の業務AIは、
データが前提
目的は人が決める
判断は支援まで
という位置づけです。
それでも起きている勘違い
画像を作れる。
動画も作れる。
けれど、仕事は何も変わっていない。
それは、
AIを使っているのではなく、
AIで遊んでいるだけという状態です。
「AIを使えば何でも解決する」という誤解
「AIを使えば何でも解決する」
そう考えているうちは、
AIに任せているのは仕事ではなく、
思考プロセスそのものです。
AIは、
考える代わりにはなっても、
責任を取る代わりにはなりません。
ノーコードや便利ツールに潜む、もう一つの落とし穴
最近は、
ノーコードアプリや便利な業務ツールも数多くあります。
それらを使いこなし、
「自分はITやAIに強い」と
自慢している人も少なくありません。
しかし、その多くは、
中身を知らない
仕組みを理解していない
なぜ動いているか説明できない
という状態です。
ツールが変われば、
何もできなくなる。
転職して、
同じツールが使えなければ、
価値を発揮できなくなる。
それは、
ノーコードやツールによって、
本質がブラックボックス化されているからです。
ブラックボックス化の本当の怖さ
本当に問題なのは、
「作れること」ではありません。
不具合が起きたとき、
どこが原因か分からない
何を疑えばいいか分からない
誰に何を聞けばいいか分からない
結局、
何もできない状態に陥ります。
AIでも、ノーコードでも、
仕組みを理解せずに使っている限り、
同じことが起きます。
AIで遊んでいる人ほど、AIに淘汰されやすい
少し厳しい話をします。
AIで遊んでいるだけの人ほど、
AIに最初に置き換えられます。
理由は単純です。
その人自身が、
すでにAIと同じことをしているからです。
仮説:淘汰されやすい仕事の特徴
指示通りに作るだけの仕事
まとめ直すだけの仕事
判断基準を持たない分析
ツール操作そのものが価値になっている仕事
これらは、AIが最も得意とする領域です。
もしあなたが、
「これは他人への話ではなく、自分への問いだと感じた」
「この違和感を、行動や生き方の設計にまで落としたい」
そう思ったなら――
ここまで読んで、少しでも整理されたなら十分です。
このブログは、毎週月曜 朝9時に更新しています。
また必要なときに、戻ってきてください。
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