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毎日が本番 ── レガシーな習慣(土日・平日)を超えた自由な生き方

モノクロのマハトマ・ガンジーの肖像に、タイトル「毎日が本番──レガシーな習慣(土日・平日)を超えた自由な生き方」と引用「明日死ぬかの如く生きよ。永遠に生きるかの如く学べ。」が重ねて表示された画像。
毎日を“本番”として設計する。 土日と平日の線を超え、今日をやり切るための哲学と実践。

明日死ぬかの如く生きよ。永遠に生きるかの如く学べ。

— マハトマ・ガンジー


20代でこの言葉に出会って以来、僕はずっと「今日」という一日に賭けてきた。

精巣がん、狭心症、頚髄損傷。身体の限界を何度も突き付けられ、日本という災害大国で生きる現実や、最近の物騒さを肌で感じるたびに思う。明日が来る保証など、どこにもない

だから僕は、土日や平日といった“みんなが信じている区切り”をいったん脇へ置き、「やるべきこと」と「やりたいこと」を、毎日まっすぐにやり切る生き方を選んだ。


テレビで見た80代後半のおばあちゃんの言葉も忘れられない。

「まだまだ人生、悟れていない。苦しみを“ありがとう”と思えるようになりたい」

あの一言に、僕は救われた。苦労は避けるものではなく、深い豊かさに変わりうる。そう信じて、今日を積み重ねていく。


1. ルールは便利だ。けれど、主導権は自分が握る


土日は休み、平日は仕事。

この区別は社会を回すためにとても便利なレールだ。でも、便利さと幸福はイコールではない。レールの上を走るか、地図を持って自分で進むか。選ぶのは自分だ。


僕は「土日だから休む」「平日だから働く」を辞めた。代わりに、体調・目的・集中の波で動く。休む日は平日でも休むし、創作の火がついた日は日曜でも朝まで動く。結果、心の波は穏やかになり、進捗は複利で積み上がる。


2. 線を引く/引かないで、現実はこう変わる

金曜夜の過ごし方


  • 線を引く生き方:羽目を外し、土曜は寝坊、日曜は回復で終わる。

  • 僕のスタイル:金曜だからといって特別に解放感はない。いつもと同じように、その日をやり切る。翌日へやり残しを持ち越さないからこそ、土曜も日曜も平日も変わらず、**「何でもできる日」**になる。人に会う必要がある時は社会のリズムに合わせるが、自分のリズムは一定だ。


月曜の憂鬱


  • 線を引く:カレンダーが心を支配。

  • 線を引かない:案件の意味が心を支配。「誰の負を減らし、何を良くするか」を毎朝1行で書く。月曜もただの“今日”になる。


祝日の混雑


  • 線を引く:どこも行列、休んだはずが消耗。

  • 線を引かない:祝日は在宅で集中タスクの無音日に。自然や街へは人が少ない平日に出ていく。


日曜夜の「サザエさん症候群」


  • 線を引く:不安で落ち着かない。

  • 僕のスタイル:日曜夜は憂鬱どころか、翌週のモチベーションブログ(毎週月曜朝9時配信)の準備時間。さらに2週先、3週先のテーマを考え、予約投稿まで済ませる。だから日曜夜は、むしろ未来を先取りする楽しい時間になっている。


台風・地震など非常時


  • 線を引く:週末の“時間がある時”に備えるため、対策が後回しに。

  • 線を引かない:未来の不確実性ばかりを気にしない。毎日できることをしっかりやる。備蓄を山ほど溜め込んで家を倉庫化しない。整理整頓と体調管理を徹底し、非常時はすぐに動ける状態でいる。


ひらめきの瞬間


  • 線を引く:日曜はオフだからとメモを後回し→消える。

  • 僕のスタイル:思いついたら即メモ。自宅に戻ったらすぐ整理。その場でできそうならすぐ実行し、できなければ設計してタスク化、優先度を決める。翌朝に回すのではなく、熱が冷めないうちに処理する


体調の谷


  • 線を引く:平日だから無理して悪化。

  • 線を引かない:回復を最優先に切り替え。谷で無理しないから山で高く跳べる。特に僕は、サーフィンをできるだけ習慣化し、健康づくりと自然からの学びを同時に得るようにしている。


学びの時間


  • 線を引く:資格前の“勉強期”にだけ頑張る。

  • 線を引かない:毎日15分の常温学習(読む・書く・検証する)。サーフィンの行き帰りにはYouTubeで学びを流し聞きし、アイデアが出たら即メモ。小さな継続で、ガンジーの「永遠に学べ」が現実になる。


クリエイティブ仕事


  • 線を引く:週末まとめてやる→重くなる。

  • 線を引かない:毎日小さく出す(段落1つ、図1枚、関数1本)。慣性が途切れない。さらに、火がついている時は途中でもきりの良いところまでやり切る。集中が未来への資産になる。


人との関係


  • 線を引く:休日に「まとめて会う」。

  • 僕のスタイル:平日の昼10分通話やボイスメッセージでこまめに信頼を積む。さらに仕事だけでなく、趣味のサーフィンでも人と積極的に交流。海ではまず「おはよう!」の挨拶から。関係は“まとめ作り”より“毎日の水やり”の方が長続きする。


3. 「苦しみをありがとう」に近づく技術


苦しみは、放置すればただ痛い。けれど意味を与えれば糧になる。

その技術はシンプルだ。


  1. 事実を名詞で短く書く(例「納期遅延」)。

  2. 意味づけを考える(例「運用の弱点が可視化」)。

  3. 行動を今日5分で1つだけ実行する(例「チェックリストを1項目追加」)。


これを毎日積み重ねることで、苦しみを「ありがとう」に変える筋肉がついていく。


4. 結論:人生は「今日」にしか存在しない


土日・平日・休み。

それらは社会にとって便利な線だ。でも、僕の人生の主導権は僕が握る。線に従って生きるのではなく、目的に従って生きる


  • 明日が来ないかもしれないから、今日を全力で生きる

  • 永遠があるかのように、今日も学ぶ

  • 苦しみをありがとうに変えるために、今日、5分だけ動く


おばあちゃんの言葉に続こう。

「まだまだ悟れていない」から、今日も練習を続ける。その練習こそが、豊かな人生の正体だ。


あなたは、もし明日が来なくても悔いのない一日を、今日、生きていますか?


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