経営と組織では、“責任の種類”がまったく違う。
- 奧村 哲次

- 2 日前
- 読了時間: 4分

「経営者は自由でいいですよね。」
会社経営をしていた頃、何度も言われた言葉です。
確かに、表面的にはそう見える部分があります。
平日に動ける
働く場所を選べる
休みも自分で決められる
リモートも自分の判断次第
しかし、その“自由”の裏側には、別の責任が存在しています。
それが、
「24時間365日、頭から離れない責任」
です。
これは、勤務時間中だけ責任を持つ感覚とは、少し違います。
たとえば休日。
たとえばサーフィン中。
たとえば夜寝る前。
身体は休んでいても、頭のどこかでは、
来月の売上
事業継続
固定費
将来投資
判断ミスの影響
顧客との関係
キャッシュ
新規案件
会社の未来
を考え続けています。
特に、一人経営に近い状態で長く会社を運営していると、
その感覚はさらに強くなる。
つまり、
「自由の代わりに、常時責任状態になる」
ということです。
そして最近、組織側で働く立場になって、非常に面白い変化を感じています。
それは、
「責任がなくなった」のではなく、
“責任の種類が変わった”
ということです。
もちろん、組織にも責任はあります。
成果責任
役割責任
チーム責任
ただ、経営側と決定的に違うのは、
「会社そのものを背負う責任」ではない
という点です。
ここは実際に両方経験しないと、なかなか言語化しづらい部分かもしれません。
さらに、もう一つ気づいたことがあります。
それは、
「経営視点は、一度身につくと消えない」
ということです。
これは役職の話ではありません。
たとえば、
なぜこの判断をするのか
なぜこの進め方なのか
この構造は利益を生むのか
この設計は持続可能なのか
この業務は誰のためなのか
その運用コストは将来どうなるのか
こういった視点で、自然と物事を見るようになります。
つまり、
“作業”ではなく、“構造”で見る癖がつく。
これはおそらく、
長く経営をやった人間特有の感覚なのだと思います。
だからこそ逆に、組織側に入った今でも、
「どうすれば会社全体として良くなるのか」
を考えてしまう。
これは意識しているというより、半分クセに近い感覚です。
▼ここから先は会員向けでさらに深掘りしています
この先では、
なぜ経営者は“頭が完全には休まらない”のか
組織に入って初めて感じた「時間拘束ストレス」
“自由”と“安定”はなぜ両立しづらいのか
経営と組織、どちらが幸せなのか
「平日サーフィン」と「満員電車」の心理的差
なぜ経営経験者は、組織に入っても“経営視点”が抜けないのか
について、さらに本音で書いています。
続きはこちら👇
(月額220円|コンビニのおにぎり1個分で読めます)


